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歯ぎしり・くいしばり

歯ぎしり、くいしばり

歯はときどき悲鳴をあげているときがあります。
でも自分には届きません。

家族のひとは、気づいているときはあります。

歯ぎしりをしているおとうさん お母さん

食べている時以外にも、知らないうちに激務をこなしています。
それが歯ぎしりです

むし歯でもないのに歯がしみる。
きちんと歯みがきをしているのに、歯ぐきがすいてくる。
歯が欠けたり、しょっちゅう詰めモノが取れる。
朝起きるとアゴが疲れている。

こんな時は寝ている間に、きっと歯ぎしりをしています
睡眠中に強く噛みしめていることで、様々な問題がおきてしまいます。

自分では気がつかないのが、一番やっかいな点です。
気がつかずに、どんどん進行していってしまいます。

前歯から奥歯まですり減ってしまっています

長年にわたる就寝中の歯ぎしりのために前歯から奥歯まですり減ってしまっています。

歯肉退縮を起こしています

歯ぎしりの影響で歯肉退縮を起こしています。
露出してしまった歯根面はくさび状に削れてゆきます。
本人に歯ぎしりの自覚はありません。

周りの人に「歯ぎしりをしている」と言われても、何せ寝ている間のことなので自分では、どうすることもできません。

考えれば考えるほど、イライラして余計に歯ぎしりがひどくなってしまう気がしませんか?

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歯ぎしり、くいしばりの原因は実は未解明です。

歯ぎしり、くいしばりはなぜ起こるのでしょうか?

以前から、一般的にはストレスの発散や咬合の不正から起こるといわれていました。

ある新聞の健康相談のコーナーで歯ぎしりについての相談がありました。

回答をされたのはある精神科の先生で、「ストレスの発散ができなくなるから、歯ぎしりを止めてはいけません。
軟らかく食べやすい加工食品が主流になった現代では、歯は咬みこなしの道具ではなくなってきており、これからはストレスの発散としての器官として人間の体の中で存在価値が高まっていくでしょう。」
とのことでした???????

はぎしり

では、歯のすり減りや破折、詰め物の脱落は防がなくてよいのでしょうか?

歯科の研究者からの最新の報告でも何故起こるのかは、不明とのことでした。

しかし、ある程度わかってきているのは、のある場所から歯ぎしりを発生するような指令が出されていること。

今は、そこまでしか解明されていません。
そのからの指令の目的と関係する経路、またこれを遮断してしまったときの影響は今後の研究を待つしかないとのことです。

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歯ぎしりの種類

歯ぎしりは大きく分けて寝ているとき(睡眠時)と起きているとき(覚醒時)に分けられます。

歯ぎしりとは、一般的な言い方で厳密にはブラキシズムとよびます。

睡眠時ブラキシズム『歯ぎしり』

歯ぎしりしている女性

覚醒時ブラキシズム『噛みしめ』とよびます。

さらに、睡眠時のブラキシズムはギリギリと音の出るグラインディング
音は出ない強い噛みしめのクレンチングに分けられています。

歯ぎしりは主に三つの動きがあります。

1)上下の歯を擦り合わせる(グラインディング)

一般的な歯ぎしりです。
下の顎が左右にすばやく動いた状態を繰り返すため、「ギリギリ」とした、いやな音が出ます。

このときの動きは、起きて意識があるときに同じように動かそうと思っても、再現できないほど大きく動かしていたり、顔を歪めるように動かしていることもあります。

2)上下の歯をぶつけあう

時々見られる歯ぎしりです。
下の顎が上下にすばやく動く状態を繰り返すため、「カンカン」とした音が出ます。

3)歯を同じ位置で強く噛みしめる。(クレンチング)

どの動きでも、就寝時には15分ほど連続して行っていることが、観察されています。

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歯ぎしりが原因で起こってくる問題

見逃すとどうなってしまうのでしょうか?

一般的に問題になってくるのは次のようになります。

歯のすり減り(咬耗)

咬耗は主にグラインディングによって引き起こされ永久歯にも乳歯にもみられます。
過度な咬耗になると、歯のすき間に食べ物がつまったり欠けてきたりします。

歯ぎしりによる咬耗で短くなってしまった前歯

歯ぎしりによる咬耗で短くなってしまった前歯。
いつも冷たいものにしみています。(知覚過敏

歯が短く見た目の問題もおこります。
多数歯にわたって歯がしみはじめ、 神経を抜かなければならなくなるほどの症状になってしまう場合もあります。

特定の歯の歯周病が進行します。

歯と歯肉の間に汚れが溜まったまま歯ぎしりを
繰り返していると 歯周病が進行しやすくなります。

歯ぎしりと歯周病が併発

歯ぎしり歯周病が併発しています。

歯ぎしりの力でつねに歯がゆすられていると、歯周組織がダメージを受けて清掃状態が良好であるにもかかわらず、歯がぐらぐらになってきます。

歯が移動してしまいます。

擦り合わせる動きを繰り返すと、歯が全体的に外側に拡がるように動いてしまうことがあります。

歯がグラついてきます。

歯ぎしりがあっても全ての歯が一度にグラグラになってしまうことはほとんどありませんが、歯ぎしり中に当たっている歯の本数が少ない場合にはその歯が力を強く受けぐらついてくることがあります。

知覚過敏症になることもあります。

歯ぎしりが繰り返されると力の応力によって、歯の根元が磨り減ったようにえぐれてくることがあります。
そのため水などがしみる、知覚過敏が起こることがあります。

被せものや金属が取れやすくなる

毎日のように繰り返される衝撃のため、被せものの一部が欠けたり、詰めている金属などが外れやすくなります。

全体が知覚過敏になっています

歯ぎしりで表層のエナメル質がすり減ってしまって、象牙質が露出しています。全体が知覚過敏になっています。

朝起きた時に顎が痛いまたは、顎のまわりの筋肉がこわばっているといった症状がでてきます。

ブラキシズムは顎の周囲の筋肉の活動です。
無意識とはいえ歯が欠けるほどの筋肉の活動自体が、筋肉の疲労やこわばりを起こします。

咬耗しています

上下の歯がまっ平らになるほどの咬耗しています。
朝起きると顎の周りの筋肉にこわばりと、常に疲労感があります。

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歯ぎしりと顎関節症との関係

歯ぎしりと顎関節症との関係について

口を開けられない、顎が痛い、カクカク鳴る等の症状がある顎関節症

歯ぎしりと顎関節症との関係

発症には様々な要因が関わっていますが、上下の歯を接触させる癖が、特に大きな要因になっていることが、わかってきました。

人は何もしない時には、唇は閉じていても上下の歯にはすき間があります(安静位空隙)。
前歯で1~2㎜、奥歯では0,5~1㎜くらいあります。

食事や会話の時の接触は意外にも、瞬間的なもので1日に上下の歯が接触している時間は、トータルで20分にも満たないことが、計測されています。

無意識のうちに噛みしめてしまっています。

ところが、何かの作業中や考え事をしながら、無意識のうちに歯を接触させていることがかなり頻繁に起こっていることが、わかってきています。
実際には、歯の接触というよりも夜間の歯ぎしりに近いくいしばりが観察されることが多くあります。

噛みしめくいしばりが起こる時は、当然口を閉じる筋肉が作動し、長時間に及ぶと筋肉は疲労してきます。

口の緊張はまた、顎の関節を押さえつけて血行を悪くし、関節の動きが悪くなったり、動きがスムーズでなくなったりしてきてしまいます。

こうした状態が続くと顎関節症になり易くなります。

顎関節症の約6割に無意識の噛みしめ癖があります。

また、こういった状態を自分では自覚していないことが、ほとんどなために顎関節症の原因を見つけることが難しい要因となります。

ある調査では、顎関節症で受診した患者の約6割に無意識の歯の接触癖があったと報告されています。

そこで、歯の接触癖の改善を顎関節症の治療に取り入れたところ、慢性化して治りにくかった症状が大幅に軽減していく例が多数みられたとも報告しています。

⇒どのように対処したらよいでしょうか?

読売新聞より抜粋

歯の接触癖

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歯の接触癖の対処法

歯の接触癖の対処法

まず、どういったことから始めたらよいでしょうか?

接触癖のあることを自覚してもらいます。

いつ、どんなときに歯の接触癖が起こっているのかを、認識してもらいます。
例えば、パソコンを使っている時、料理をしている時、掃除をしている時、電車に乗っている時など、無意識のうちに噛みしめていることは結構あります。

歯の接触をしてしまっている状況が把握できたら、

『噛まないようにリラックス!』等と書いた紙を目立つ所に貼っておきます。
貼りり紙を見たときに注意をする習慣がつくと次第に癖が消えていきます。

上下の唇は付けても奥歯は噛みしめないこと 奥の歯と歯を接触させないこと

顎の動きを滑らかにする開口訓練をしてみましょう。

ゆっくりと開け閉めをする。痛い場合は無理に開けない。
左右に下顎を動かす。
首や肩をストレッチして凝りをとります。
毎日少しずつ行い徐々に開口量を増やしていきましょう。

なかなか噛みしめ癖の頻度が減らなかったり、不安な場合は夜間の歯ぎしり用のマウスピースを昼間も使ってみましょう。

家庭で注意したいことは

生活習慣として家庭で注意したいことは

  1. 咀嚼について・・片方でばかり食べずに,アゴを左右交互に良く噛むようにしましょう。一口噛むごとに箸をおいて,30回噛む
  2. 食事について・・野菜や硬い物も良く噛んで食べましょう。
  3. 生活習慣の注意・・真っ直ぐに背筋を真っ直ぐして正しい姿勢を取るようにしましょう。
    うつ伏せ寝,頬つえは,やめましょう。
    ・鼻での腹式呼吸をしましょう。
    ・口呼吸ではなく鼻呼吸をすること。
  4. ムシ歯や歯は抜けたままで放っていずに,治療しましょう。

ほとんどの症状はこうした自宅療養で軽減してゆきます。

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